自然のオイル(油)はなぜ塗料に使えるのか?
みなさんをオイル(油)の世界へお連れしましょう。大変おもしろいですよ。
自然素材で家を建てたり、無垢フローリングを使用したり、エコに配慮した家、住宅なんかを建築する場合、塗料は非常に重要な位置を占めます。木部がどうしても多くなるわけですから、そこに塗る塗料の選択を間違えるとせっかく心地よい木の家のはずが全く正反対のシックハウスの家になります。
そこで、自然塗料が活躍するわけですが、そのベースとなる油の話です。
油にはそもそも大きく分けて2種類あります。揮発油と不揮発油です。揮発油というのはテレピン油などの油で空気中に蒸発して残らないオイル(油)です。不揮発油というのは、「油脂」といわれるもので時間が経過しても空気中に揮発する事が無いものを言います。
塗料のバインダー、主成分として用いられるのはこの「不揮発油」です。
で、不揮発油はさらに乾性油、半乾性油、不乾性油に分けられるます。
塗料で使用されるのは、この乾性油です。
乾性油とは、薄く塗りこんだときに常温で乾燥する油の事で、塗料や油絵の具の原料に使用されます。
乾性油には、亜麻仁油、サフラワーオイル、ヒマワリ油、くるみ油などがあります。
不乾性油は、オリーブオイルなどに代表され、永久に乾かない油を言います。このような不乾性油は塗料で使用されることはありません。
では、このような自然塗料の原料となる乾性油がどのように乾燥するかを次回に書きます。


