自然塗料とは?
自然塗料の特徴
自然の産物を原料とした塗料とか、廃棄した際に自然に戻すことができるという意味で自然塗料と呼ばれている。油性自然塗料の共通項は次のようになる。
1.植物油、動植物ワックス、鉱物質顔料から構成されている
2.使用時及び廃棄時の環境負荷が少ないということ
3.主たる被塗物が木材であるということ
乾性油、半乾性油、不乾性油
油性自然塗料の主剤原料として用いられるのが植物油である。植物油を塗料の主剤として見た場合、乾性、半乾性、不乾性油に大別できる。植物油の乾燥は酸素によって行われ二重結合基に酸素分子が付加し過酸化物を生成し固まる。乾性油はこの二重結合基が多く乾く性質がある反面、不乾性油にはこれがほとんど含まれない。半乾性油はその中間に属する。
このことから乾性油である亜麻仁油やキリ油、荏胡麻油が原料として使われることが多い。よく耳にするチークオイルとは亜麻仁油を用いた塗料で、古くはヨーロッパで船の甲板に用いられたチーク材に塗布したことからその名前がついたと言われている。しかし、亜麻仁油、キリ油などは残念なことにその独特な
臭気以外に、塗面品質の美しさにおいて若干の欠点がある。これらの乾性油は塗布後の酸化反応によって黄みがかって、時には被塗物である木材を黒く変色させることがある。
自然塗料の多くはドイツで作られており、亜麻仁油などの乾性油を使用している。


